9/13 (金) 明治安田Ｊ１リーグ
第30節

試合総括：
最初の時間で少し押し込まれる時間が長くなりましたけど、90分通して自分たちがボールを握る時間もたくさんありましたし、アタッキングサードに攻め込む時間もたくさんありました。守備のところでも自分たちから動き出して相手のボールを奪うこともできていたと思うので、選手たちの90分間のプレーについてはすごく満足しています。

Q：試合後、腕を組んで考え込むような姿がありましたが、どんなことを考えていたのでしょうか？
A：ああやって選手が力を出し切ってくれた中で最後の3失点目のところでチームとしての戦い方をもう少し、共有させることができなかったかなということを考えていました。

Q：勝点1ではなく勝点3を狙いに行ったということでしょうか？
A：最悪、勝点1というのもアウェイであることを考えれば悪くなかったと思いますが、いまの自分たちの状況を考えると少し、ああいうリスクを負う形にしてしまったのかなと思うので、そのへんは僕の指示でもあるし、責任でもあると思っています。

Q：就任以来、守備もかなり良くなっていると思いますが、手応えは？
A：シンプルなところですが、ラストのエリアの中での強さという話をしていて、そこに対する原則ややるべきことは日々の練習の中で取り組んでいます。

Q：試合を振り返って。
A：試合の入り、立ち上がりの改善は必要だと思いますし、残念な結果ですけど全体的にみんな、頑張ったと思います。

Q：自身のPKで追いついて以降の試合運びについて。
A：2-2で良いという話とああいうふうにフリーキックになったらもう1点を取りに行くというチームの意思統一というのは、中でちょっとバラバラになった部分ではあったと思います。でも、それはもう終わったことだし、修正するしかないと思うので。みんな、落ち込んでいましたけど、しっかり受け止めてやるしかないと思っているので、また、来週に向けてやっていきたいです。

Q：PKになった瞬間、ボールを抱えて自分が蹴るという意志表示をしているようにも見えました。
A：(富樫)敬真が蹴ると思ったんですけど、僕も去年、けがで苦しんでいてずっと点が取れていなかったので、敬真に甘えさせてもらいました。「いいよ」と言ってもらいましたし、感謝しています。

Q：蹴るコースは決めていたのでしょうか？
A：ソンリョンさんを見ながら自分の感覚を信じて蹴りました。

Q：移籍後、初得点になりました。
A：自分の中では、けがもあって、こうして点を決めることができたのはポジティブですし、まだまだこれから先につながると思います。ただ、今、チームが勝っていない状況で何とかもう1回みんなを奮い立たせてやらないといけないと思っているので、チームのために頑張りたいなと思います。

Q：試合を振り返って。
A：久しぶりに心をへし折られたような感じがしたので、神戸戦のように自分たちが何もできなかったわけではなく、しっかり自分たちが準備してきたものを発揮しつつ、自分たちがあそこまでの試合展開にできたのに、それを自分たちで崩すというのは結構、ダメージはありました。

Q：同点に追いついて以降の試合運びについて。
A：そこが曖昧だったと思います。最後のところでもう1点取りに行くのか。あのセットプレーを選択したということは、もう1点を取りに行くということだったと思うんですけど、最低限のリスク管理は監督も指示はしていたので、シンプルに蹴ればよかったのではないかなと思います。

Q：自身の得点について。
A：そこに入っていけているのが良いことだったと思います。入っていなければボールが転がってきてもシュートは撃てなかったと思います。あのシュートもとにかく入ってくれと祈りながら撃ったような感じだったので、それが入ったというのは個人的には調子は悪くないと思っています。

Q：内容も悪くなかっただけに勝つしかないという木谷監督のサッカーも浸透してきているのでは？
A：着々と成長はしていると思いますけど、このサッカーを貫くなら成長スピードをもっと上げていかないと残留というのは厳しいと思いますし、このサッカーを貫くことに加えて、湘南戦もそうでしたけど、試合の締めの部分をまとめられていれば勝点2は積みあげられていたと思うので、残留争いをしているチームらしい戦い方をしなければいけないのかなと思います。