4/13
(日)
明治安田J2リーグ
第9節
V・ファーレン長崎 vs サガン鳥栖
PEACE STADIUM Connected by SoftBank 14:00
HOME
試合終了
0 前半 1
0 後半 1
AWAY
- 山田 寛人(31‘)
- 山田 寛人(73‘)
小菊昭雄監督
試合総括:
まず、今日は九州ダービーということでサポーターの皆さまもたくさんこのスタジアムに足を運んでくださいました。素晴らしい雰囲気でゲームができたこと、本当に感謝していますし、幸せに感じています。そのなかで私たちは攻撃でゲームをコントロールする時間帯と粘り強く守備でゲームをコントロールする時間帯と、その使い分けが非常によくできたゲームだったというふうに思います。特に先制点のところは私たちの一番の生命線であるハイプレスからのカウンター。そこが綺麗に決まりましたし、2点目もあの時間帯はかなりボールを握られて、チームがバラバラになってもおかしくない時間帯だったのですが、私たちは強固に、愚直に良いポジションを取り続ける。全員でハードワークする。そのハードワークが実った、素晴らしいカウンターからの得点になりました。非常に大きな勝利だと思いますし、なかなかここ数試合は1-0でクローズする試合が続いていたのですが、ようやく2点目が取れました。先制、2点目、そして、クリーンシートと長崎を相手に素晴らしい勝利ができたこと、成長が感じられたこと、非常にうれしく思っています。私たちは3連敗からスタートしました。先ほど、選手たちにも伝えたのですが、ようやくスタートラインに立っただけなので、ここから次の山口戦に向けて全員で前進していきたいというふうに思っています。
Q:ハイプレスを掲げながらこれまではウイングバックがすぐに徹底する傾向が強く、そういう場面を作れませんでした。今日はハイプレスからの得点になりましたが、守備のアプローチで変えたところはあったのでしょうか?
A:前半は2つのパターンを用意していました。シャドーが相手のサイドバックにジャンプする形とウイングバックを押し出す形と両方の準備をしてきたのですが、どうしても得点の前の時間帯はウイングバックが最終ラインにピン留めされてシャドーが頑張ってプレスに行くのですが、数的不利の状況を作られてなかなか前からのプレスがハマらない。そして、ボールを保持されて押し込まれてしまう。ボールを奪っても深い位置からの攻撃のスタートになりますので、相手に脅威を与えることができませんでした。そのなかでけが人が出たときにわれわれの強みであるハイプレス、そこは当然、リスクもあるのですが、3バックがしっかりと守備範囲を広く、ボランチも含め、全員でスライドする。そういったところで前重心ではっきりしようと伝えました。得点の10分前くらいからようやく自分たちで本来やるべき守備を全員で共有できたと思いますので、あれがすごく大きかったかなと思います。
Q:この試合は1トップを山田寛人選手、ヴィキンタス・スリヴカ選手をシャドーに置きました。これまでとは逆の並びにした意図を教えてください。
A:まず、一つは私たちはFWにけが人が続出しているなかで山田もけが明けでコンディションが戻ってきたということ。そして、山田ももともとはFWというところで、これまではずっとヴィキンタスにFWをやってもらってやり繰りしていたんですが、私も山田とは付き合いが長いのですが、彼は器用な選手なので、[4-4-2]のサイドハーフをやってもらったり、[4-2-3-1]のセカンドトップをやってもらったり、3バックならシャドーをやってもらったりといろいろなポジションをやってもらいました。ただ、彼はやっぱり生粋のストライカーとして私は育てたい。そう思っていますし、彼にはC大阪のときからそういうアプローチもしてきました。ようやくコンディションが戻ってきたなかで彼が一番生きるポジション、そして、ヴィキもシャドーが一番生きると思いますので、本来、彼らが生きるポジション、強みが出せるポジションにシフトした。そういう流れです。
Q:アウェイまで駆けつけたサポーターの雰囲気やこのスタジアムについての感想を教えてください。
A:近くのホテルに泊まっていて、7時半くらいだったと思うのですが、ホテルの部屋から外を見たらたくさんのサポーターが、それは長崎のサポーターだけではなく鳥栖のサポーターもユニフォームを着て、朝からこの試合のために家を早く出て、ワクワクしながら家族で準備をされている、そういう光景を見たときに私は同じサッカーファミリーとして非常に幸せに感じました。だからこそ、私たちはそのサッカーファミリーの皆さまにサッカーを通してたくさんの感動をお届けしなければいけないと感じた朝でした。そのなかでチームバスでここに入ってきたときに本当に素晴らしい雰囲気だなと思いましたし、このスタジアムに入って、この雰囲気のなかで試合ができる喜び、本当に幸せだなと感じました。本当に素晴らしい雰囲気で、素晴らしいスタジアムだと感じました。
山田寛人選手
Q:試合を振り返って。
A:個人的に久しぶりのゴールだったことと、このチームに迷惑をかけていたので、自分のゴールで勝利に貢献できたことをうれしく思います。
Q:期待されていたゴールが生まれました。振り返ってみていかがですか?
A:そうですね、ゴールを待っていてくれている人が多いのは分かっていましたし、チームメイトも待っていてくれたと思うので本当にうれしかったし、スタジアムの雰囲気も素晴らしいものがあったし、ここで決めたいと思っていたので良い1日になりました。
Q:2点目は櫻井選手からのパスでしたが、パスが来る予感はありましたか?
A:そうですね。前から練習で「ボールを取ったら、一番最初に俺を見ろ」と言っていたので。それで、いい形でタツが前を見てくれて、僕もブルバックの動きでスペースを取ることができました。タツもずっとあそこを通したいと思ってやってきたので、相当喜んでいたいし、ほぼ彼のお陰です。喜んでくれてよかったです。
Q:今日は1トップでしたが、その役割や意識たことは?
A:自分の中ではっきりしたというか、監督やスタッフと話した中で、常にDFラインとの駆け引きをして背後を取ること、クロスに入ることを意識していて、諦めずに動き直した結果がそういう風につながってよかったと思います。
Q:今後に向けて、サポーターの皆さんにメッセージをお願いします。
A:今日の2ゴールで全然満足していませんし、まだまだやることがたくさんあるので、そこはチーム一丸となって、個人でも気を引き締めてもっと多くの得点を皆さんに見てもらえたらいいなと思います。
櫻井辰徳選手
Q:試合を振り返って。
A:このスタジアムで試合をできることが楽しみで、自分でもすごく興奮しているなという感じでした。すごく楽しくプレーできました。
Q:得点につながるアシストの場面について。
A:後半ちょっと押し込まれる時間が長かったですけど、相手が前からくる分、スペースは空くのは自分でも分かっていたし、ハーフタイムでもスタッフからそういった指示がありました。それをうまく表現できたシーンだったと思うし、良いパスを出せたのではないかなと思います。
Q:耐える時間も長かったが、ピッチ内ではどんなコミュニケーションを取っていたのでしょうか?
A:小菊監督からも良い時間帯だけではないと言われていたし、良くない時間帯も全員で声を掛けて我慢しようというのはチームとして共通認識をもってプレーできていました。そういう意味ではやられる気はしなかったかなと思います。
メンバー
スターティングメンバー
GK | 21 | 後藤 雅明 | |
DF | 3 | 関口 正大 | |
DF | 4 | エドゥアルド |
60‘
|
DF | 17 | 高畑 奎汰 |
76‘
|
DF | 25 | 櫛引 一紀 | |
MF | 14 | 名倉 巧 |
60‘
|
MF | 24 | 山田 陸 |
50‘
|
MF | 34 | 松本 天夢 | |
FW | 7 | マルコス ギリェルメ | |
FW | 8 | 増山 朝陽 |
76‘
|
FW | 10 | マテウス ジェズス |
GK | 12 | 泉森 涼太 | |
DF | 13 | 井上 太聖 | |
DF | 22 | 松田 詠太郎 |
64‘
|
DF | 32 | 小川 大空 | |
DF | 37 | 森下 怜哉 | |
MF | 7 | 新井 晴樹 |
80‘
|
MF | 11 | 西川 潤 | |
MF | 27 | 櫻井 辰徳 |
76‘
|
MF | 33 | 西矢 健人 | |
FW | 34 | 山田 寛人 |
80‘
|
FW | 77 | ヴィキンタス スリヴカ |
76‘
|
控えメンバー
GK | 31 | 原田 岳 | |
DF | 23 | 米田 隼也 |
76‘
|
DF | 29 | 新井 一耀 |
60‘
|
DF | 48 | 照山 颯人 | |
MF | 13 | 加藤 大 |
50‘
|
MF | 19 | 澤田 崇 | |
MF | 36 | 青木 俊輔 |
76‘
|
FW | 9 | フアンマ デルガド |
60‘
|
FW | 18 | 山﨑 凌吾 |
GK | 35 | 内山 圭 | |
DF | 4 | 今津 佑太 |
80‘
|
DF | 5 | 長澤 シヴァタファリ | |
DF | 23 | 北島 郁哉 | |
DF | 91 | 上原 牧人 |
64‘
|
MF | 2 | 松本 凪生 |
76‘
|
MF | 18 | 日野 翔太 |
76‘
|
MF | 44 | 堀米 勇輝 | |
FW | 47 | 新川 志音 |
80‘
|
監督
下平 隆宏 |
小菊 昭雄 |
試合経過
|
90+6‘ | |
---|---|---|
80‘ |
|
|
78‘ |
|
|
|
76‘ |
|
73‘ |
|
|
|
66‘ | |
64‘ |
|
|
|
60‘ | |
|
50‘ | |
31‘ |
|
|
30‘ |
|
|
|
18‘ |
スタッツ
12 | FK | 10 |
---|---|---|
6 | CK | 2 |
0 | PK | 0 |
8 | シュート | 9 |
0 | オフサイド | 1 |
3/0 | 警告/退場 | 2/0 |
試合環境
入場者数
19,082人
天候
晴
気温
17.1℃
湿度
31%
主審
先立 圭吾
副審
馬場 規
副審
松本 康之
第4の審判員
吉田 哲朗
小菊昭雄監督
試合総括:
まず、今日は九州ダービーということでサポーターの皆さまもたくさんこのスタジアムに足を運んでくださいました。素晴らしい雰囲気でゲームができたこと、本当に感謝していますし、幸せに感じています。そのなかで私たちは攻撃でゲームをコントロールする時間帯と粘り強く守備でゲームをコントロールする時間帯と、その使い分けが非常によくできたゲームだったというふうに思います。特に先制点のところは私たちの一番の生命線であるハイプレスからのカウンター。そこが綺麗に決まりましたし、2点目もあの時間帯はかなりボールを握られて、チームがバラバラになってもおかしくない時間帯だったのですが、私たちは強固に、愚直に良いポジションを取り続ける。全員でハードワークする。そのハードワークが実った、素晴らしいカウンターからの得点になりました。非常に大きな勝利だと思いますし、なかなかここ数試合は1-0でクローズする試合が続いていたのですが、ようやく2点目が取れました。先制、2点目、そして、クリーンシートと長崎を相手に素晴らしい勝利ができたこと、成長が感じられたこと、非常にうれしく思っています。私たちは3連敗からスタートしました。先ほど、選手たちにも伝えたのですが、ようやくスタートラインに立っただけなので、ここから次の山口戦に向けて全員で前進していきたいというふうに思っています。
Q:ハイプレスを掲げながらこれまではウイングバックがすぐに徹底する傾向が強く、そういう場面を作れませんでした。今日はハイプレスからの得点になりましたが、守備のアプローチで変えたところはあったのでしょうか?
A:前半は2つのパターンを用意していました。シャドーが相手のサイドバックにジャンプする形とウイングバックを押し出す形と両方の準備をしてきたのですが、どうしても得点の前の時間帯はウイングバックが最終ラインにピン留めされてシャドーが頑張ってプレスに行くのですが、数的不利の状況を作られてなかなか前からのプレスがハマらない。そして、ボールを保持されて押し込まれてしまう。ボールを奪っても深い位置からの攻撃のスタートになりますので、相手に脅威を与えることができませんでした。そのなかでけが人が出たときにわれわれの強みであるハイプレス、そこは当然、リスクもあるのですが、3バックがしっかりと守備範囲を広く、ボランチも含め、全員でスライドする。そういったところで前重心ではっきりしようと伝えました。得点の10分前くらいからようやく自分たちで本来やるべき守備を全員で共有できたと思いますので、あれがすごく大きかったかなと思います。
Q:この試合は1トップを山田寛人選手、ヴィキンタス・スリヴカ選手をシャドーに置きました。これまでとは逆の並びにした意図を教えてください。
A:まず、一つは私たちはFWにけが人が続出しているなかで山田もけが明けでコンディションが戻ってきたということ。そして、山田ももともとはFWというところで、これまではずっとヴィキンタスにFWをやってもらってやり繰りしていたんですが、私も山田とは付き合いが長いのですが、彼は器用な選手なので、[4-4-2]のサイドハーフをやってもらったり、[4-2-3-1]のセカンドトップをやってもらったり、3バックならシャドーをやってもらったりといろいろなポジションをやってもらいました。ただ、彼はやっぱり生粋のストライカーとして私は育てたい。そう思っていますし、彼にはC大阪のときからそういうアプローチもしてきました。ようやくコンディションが戻ってきたなかで彼が一番生きるポジション、そして、ヴィキもシャドーが一番生きると思いますので、本来、彼らが生きるポジション、強みが出せるポジションにシフトした。そういう流れです。
Q:アウェイまで駆けつけたサポーターの雰囲気やこのスタジアムについての感想を教えてください。
A:近くのホテルに泊まっていて、7時半くらいだったと思うのですが、ホテルの部屋から外を見たらたくさんのサポーターが、それは長崎のサポーターだけではなく鳥栖のサポーターもユニフォームを着て、朝からこの試合のために家を早く出て、ワクワクしながら家族で準備をされている、そういう光景を見たときに私は同じサッカーファミリーとして非常に幸せに感じました。だからこそ、私たちはそのサッカーファミリーの皆さまにサッカーを通してたくさんの感動をお届けしなければいけないと感じた朝でした。そのなかでチームバスでここに入ってきたときに本当に素晴らしい雰囲気だなと思いましたし、このスタジアムに入って、この雰囲気のなかで試合ができる喜び、本当に幸せだなと感じました。本当に素晴らしい雰囲気で、素晴らしいスタジアムだと感じました。
山田寛人選手
Q:試合を振り返って。
A:個人的に久しぶりのゴールだったことと、このチームに迷惑をかけていたので、自分のゴールで勝利に貢献できたことをうれしく思います。
Q:期待されていたゴールが生まれました。振り返ってみていかがですか?
A:そうですね、ゴールを待っていてくれている人が多いのは分かっていましたし、チームメイトも待っていてくれたと思うので本当にうれしかったし、スタジアムの雰囲気も素晴らしいものがあったし、ここで決めたいと思っていたので良い1日になりました。
Q:2点目は櫻井選手からのパスでしたが、パスが来る予感はありましたか?
A:そうですね。前から練習で「ボールを取ったら、一番最初に俺を見ろ」と言っていたので。それで、いい形でタツが前を見てくれて、僕もブルバックの動きでスペースを取ることができました。タツもずっとあそこを通したいと思ってやってきたので、相当喜んでいたいし、ほぼ彼のお陰です。喜んでくれてよかったです。
Q:今日は1トップでしたが、その役割や意識たことは?
A:自分の中ではっきりしたというか、監督やスタッフと話した中で、常にDFラインとの駆け引きをして背後を取ること、クロスに入ることを意識していて、諦めずに動き直した結果がそういう風につながってよかったと思います。
Q:今後に向けて、サポーターの皆さんにメッセージをお願いします。
A:今日の2ゴールで全然満足していませんし、まだまだやることがたくさんあるので、そこはチーム一丸となって、個人でも気を引き締めてもっと多くの得点を皆さんに見てもらえたらいいなと思います。
櫻井辰徳選手
Q:試合を振り返って。
A:このスタジアムで試合をできることが楽しみで、自分でもすごく興奮しているなという感じでした。すごく楽しくプレーできました。
Q:得点につながるアシストの場面について。
A:後半ちょっと押し込まれる時間が長かったですけど、相手が前からくる分、スペースは空くのは自分でも分かっていたし、ハーフタイムでもスタッフからそういった指示がありました。それをうまく表現できたシーンだったと思うし、良いパスを出せたのではないかなと思います。
Q:耐える時間も長かったが、ピッチ内ではどんなコミュニケーションを取っていたのでしょうか?
A:小菊監督からも良い時間帯だけではないと言われていたし、良くない時間帯も全員で声を掛けて我慢しようというのはチームとして共通認識をもってプレーできていました。そういう意味ではやられる気はしなかったかなと思います。