現在のチームの課題をどのように捉えていますか?
やはり誰が見ても得点不足が課題と思われますが、キャプテン(福田晃斗選手)も話していたように守備のところも大切です。得点に至る過程、得点チャンスがある中で取れていないのか、その機会すらつくれていないのか、そこをしっかり見つめ直したいと考えています。チームのスタイル、どういった形、どういった攻撃をすればいいのか、メンバー、スタッフと話していきたいと思います。守備でもイージーなミスで失点することが無いように、選手が自信を持って取り組んでいけるようにしっかり修正して進んでいきたいです。
どういったサッカーのスタイルを目指しますか?
本当にゴールを奪うための道筋を選手たちと共有したいですね。ポゼッションやカウンターを明確化するのではなく、パスを細かくつなぐ、ロングボールを蹴る、そういったものを全て融合しながら、相手主導ではなく、自分たち主導でサッカーをしていく。そういった部分を時間がかかるかもしれませんが、1日でも早く勝利できるように取り組んでいきたいと思います。
選手たちへ最初に伝えたい、共有したいことは?
まず戦術よりも、サガン鳥栖のために、このチームのためにやってくれる、身を粉にして戦ってくれる、そういう選手11人を選びたいと思っています。まずそこがベースにないとチームも先に進めないと考えています。
色々なものを抱えている選手がいっぱいいると思いますが、選手たちの色々な部分をリスペクトしながら、チームが勝つというのを最優先に考えて、そういうメンバーを選んでいきたいです。
福田晃斗選手をキャプテンに選んだ理由は?
昨年も一緒に取り組んできた中で、彼の行動、彼のプレー、そういったものを凄くリスペクトしています。そういった彼の良さを見て、竹原社長含めてみんなで話した時にそういう方向で進めたいという相談をしました。
サガン鳥栖といえばハードワークだと思いますが?
誰が見ても走る、戦うは大事にしたいと思います。ただ、それは今どのチームもやっているので、それをベースにプラスαで何ができるのか、それを選手たちへ伝えています。
やはりピッチで戦う姿、ハードワーク、サガン鳥栖らしさ、そこをまずベースにしながら選手それぞれの特徴を出せるように、それ以上のものを出せるようにやっていきたいと思います。
今後の具体的な目標は?
まだ24試合ありますし、まず2勝すれば結果として降格圏を逃れると考えてポジティブに捉えています。
「素晴らしい選手たちが揃っている」と昨シーズンと同じことを選手たちには伝えました。それをいかすために、選手たちが今持っている力、120%以上の力を出せるようにどうアプローチするかが大切です。リーグ戦、天皇杯、ルヴァンカップ、1つでも上に行けるように取り組んでいきます。