SAGANTOSU
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2020.11.20 クラブ

サガン鳥栖の経営状況のご報告とお願い

ファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、日頃より温かいご声援、ご支援をいただき、ありがとうございます。
本日は、皆様に2つのお知らせがございます。ひとつは、今シーズンの残りを共に戦って下さるユニフォームスポンサー様決定のお知らせです。もうひとつは、今後の経営体制に関するお知らせです。

まず、今回、木村情報技術株式会社様、株式会社関家具様、双日株式会社様、双日商業開発株式会社様が2020シーズン残りの試合をユニフォームスポンサーとしてご協賛頂けることになりました。
新型コロナウイルス感染症の影響もあって経営的にも非常に厳しい状況のサガン鳥栖を今シーズン残りの試合で少しでも助けたいという思いでご協賛いただけました事、厚く御礼申し上げます。
先だってサポーターミーティングでもご説明いたしましたが、今季は約10億の赤字を計上する見通しです。この赤字の額を少しでも抑える事が今後のサガン鳥栖の運命を左右します。木村情報技術株式会社様、株式会社関家具様、双日株式会社様、双日商業開発株式会社様が私達に出来る事であれば喜んで協賛しますと言ってくださった心意気のおかげで、今日を迎えられる事を本当に感謝いたします。ありがとうございます。そして、ユニフォームスポンサー獲得にご尽力頂きました方々に重ねて御礼申し上げます。

次に現状の経営状況を改めてお話いたします。
このまま今季を無事に終わる事ができれば、今年度の決算はコロナ禍の影響で興行収入(チケット・グッズ等)が8億円減、広告収入では2億円減となり、約10億円の赤字の見通しで、約10億円の債務超過として決算を報告する事になります。サガン・ドリームスにとっても、J1昇格以来、初めて負債総額が資産総額を上回る状態となります。Jリーグのクラブライセンス上では、新型コロナウイルス感染症の影響で債務超過となっても、来季J1で戦うライセンスは発行される事にはなります。
こうした状況を招いた経営責任を私自身、深刻に受け止めております。今回、融資によって、当面の資金繰りは何とかつないでおりますが、来期ユニフォームスポンサーが獲得できない、無観客試合など開催が続き興行収入が見込めない場合は、資金難に陥り存続の危機を迎えてしまうことになります。また融資に関しては、返済をして行かねばなりません。
Jリーグのライセンス上、2023年度の決算において債務超過を解消するために、売上増、コストダウンを積み重ねていく必要があります。様々な努力をして売上をあげていくためには、サポーターの皆様、スポンサーの皆様、行政の皆様のご協力が不可欠になります。返済額は非常に大きく、返済をしながら、サガン鳥栖を存続させるためには、来季のユニフォームスポンサーの獲得、そして、興行収入のV字回復が必要条件です。この度、ユニフォームスポンサーへご協賛頂いた企業様と、来季に向けても強い繋がりを継続して結べるよう対応して参ります。
再度、改めてご協力をお願いいたします。そうして事業を黒字化し、債務超過を解消していく必要がございます。しかし、来年のコロナ禍での社会情勢は予断を許さない状況にあります。
皆様には、ご心配やご迷惑をおかけし、心より深くお詫び申し上げます。また、このような状況下でもサガン鳥栖へ最後まで温かいご声援、ご支援いただいている皆様に改めて感謝申し上げます。
現在、サガン鳥栖の未来を護るために、私の辞任を含めて検討しております。それがサガン鳥栖の生き延びる道だからです。

コロナ禍において、スポーツイベントを主とするクラブの存続は極めて難しい環境にあります。クラブの理念である、人づくり、街づくり、夢づくりを続けて行かねばなりません。スポーツという文化をこの街に根付かせ、そしてこの街に暮らす人々の誇りとして存続していかねばなりません。それはきっと未来の地域の財産となると信じております。
改めまして、サポーターの皆様、スポンサーの皆様、行政の皆様のお力添えを借りてこの状況を乗り切っていけたらと心から願います。
来シーズンのドリームパスートを11/25(水)より販売させていただきます。お一人でも多くの方に来シーズンもサガン鳥栖を支えていただけましたら幸いです。どうぞ今後ともサガン鳥栖をご支援いただけますようよろしくお願いいたします。

株式会社サガン・ドリームス
代表取締役社長 竹原 稔

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